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古い物の良さ

無垢の木 座卓修理
座卓天板、板切れですが・・・

暮れにした仕事

 

ざんばらの板切れですが、随分昔、お客様が由緒ある方から頂いた座卓の天板ということで -

作りなおすことになりました。タモ、らしいです。

板がかなり反っていたので、長辺の両側に二人向かい合って立って、はたがねで2か所締めて加工しようとしたのですが、反りがひどく、どうにもならない。結局、随分削ったようです。

こういう時、木工屋のカミさんは呼ばれて、向かい側に立って、指示に従った動きをします。

 

死んでもこの板を落としちゃいけないんだわ、とか、矛盾した事を思いながら、カミさん仕事してます。

無垢の木 座卓修理 タモ
立派な座卓に生まれ変わりました。

暮れにした仕事 - 出来上がり

 

上の写真のざんばらの板切れが繋がれて、磨かれて、塗装されて、見違えるような座卓に生き変わりました。

四方転びという脚のつけ方だそうです。

 

古いものを生き返らせると、新しいピカピカのものにない、何とも言えない良さがあります。10年程前から、段々私も分かるようになってきました。材木の見分けがつくようになったのは5年程前からかな。